あなたは海外不動産投資に興味がありますか?
日本は少子高齢化、人口減少社会になっています。
不動産への需要は基本的には人口増加と経済発展に連動しますので、日本の不動産に投資するのは先行き不安ですよね。
と思う投資家も多いと思います。
もっともらしく聞こえるのですが、それでも海外不動産投資よりもシンガポールリートへの投資のほうが断然投資としてはおすすめです。
今回は私が海外不動産投資よりもシンガポールリート投資をおすすめする理由を紹介します。
- 対象:海外不動産投資に強い興味がある投資家
- 得られること:海外不動産投資よりもシンガポールリート投資がすぐれている理由がわかります。
海外不動産投資のメリット
海外不動産投資のメリットは、
- 高い利回りが実現できる。
- 日本以外に国際分散投資ができ、リスクを分散できる。
- 日本円以外に通貨分散ができる。
- 海外の成長市場に投資できる。
という4点です。
高い利回りが実現できる
日本の不動産市場は現在空室が大きな問題になっています。
これは人口が減り不動産への需要が減っていく中で、アパート建設などの新規不動産の供給を続けた結果、空室が増えているものです。
都心部のオフィスは非常に低い空室率ですが、地方や郊外のアパートや戸建てでは空き家が大問題になっていますよね。
フィリピンやベトナムのような人口が増えている国では賃貸住宅への需要も増えていきますので、基本的には空室が大きな問題にはならず、安定した高い利回りを実現できそうです。
日本人投資家としても、海外投資のリスクを背負っている以上日本での不動産投資以上に利回りを稼げなければやる意味はありません。
資産を国際分散投資ができ、リスクを分散できる。
「卵を一つの籠に盛るな」という投資の格言があります。
考えてみると、日本での不動産投資はいつ起こるかもしれない南海トラフ巨大地震のような大地震のリスクを負っています。
大地震の被害は完全に予想できませんので、日本のような地震国で不動産投資をするのはかなり危険です。
直下型巨大地震がきた場合、建物が倒壊しないまでも大ダメージを食らってしまうリスクがあります。
その場合、建物が倒壊していないとしても、設備が大きく破損したりして大きな修繕費がかかってしまったり、あるいは修繕不能で実質的に住めなくなるかもしれません。
日本以外に投資することでこの巨大地震のリスクを分散させることができます。
海外でも地震は無いわけではないですが、比較的リスクの低い国は存在しますからね。
日本円以外に通貨分散ができる
日本が今から中長期的に高成長を遂げることは考えにくいですよね。
日本からはいわゆるユニコーンと言われる巨大なベンチャー企業は育っていませんし、日本発の世界を変えるようなイノベーションも数十年起こっていません。
そして、統計的に見ると日本の人口は確実に減っていきます。
このような状況の中で日本円に資産を集中させることはリスクです。
円高になれば資産は増えますが、経済が成長しない中で通貨だけが中長期的に強くなっていくかというと疑問です。
投資家であれば、日本円以外の通貨に分散投資し日本円のリスクを回避することを考えるべきです。
海外の成長市場に投資できる
不動産価格は基本的にはその国の経済が成長するとともに上がっていきます。
思い起こすと日本の高度成長時代には不動産価格は大きく上昇しましたよね。
海外の成長市場で不動産投資をすれば、経済発展とともに不動産価格も値上がりする可能性が高いです。
どうせ投資するなら、今後値上がりが見込めない日本の不動産に投資するよりは、高い経済成長の国の不動団に投資したほうが成功する確率が高いです。
海外不動産投資のデメリット
海外不動産投資にはデメリットもあります。
詳しくは別の記事で書いていますが、海外不動産投資のデメリットをまとめると以下です。
- 現地の税制と手続きが理解しにくく、トラブルになる可能性もある。
- 国によっては売却代金を日本に送金できる保証はない。
- 不動産売買は相対取引のため売買が成立する保証はない。
以下も参照ください。
海外不動産投資でも非常に良い物件であれば売却するのは容易だと思います。
ただ、現地の不動産事情をよく理解しておらず、情報ネットワークも持っていない日本人投資家が海外で良い物件を買える確率は高くはないでしょう。
海外不動産投資で質の悪い物件を掴まされる可能性もあると思いますし、その場合海外で不動産を買ったはいいが売るに売れない状況に陥ります。
こうなってしまうと最悪です。
日本居住の場合海外不動産のメンテナンスやバリューアップも機動的にできないので、本当に困ったことになってしまう可能性がありますよ。
海外不動産投資よりシンガポールリート投資が優れている点
シンガポールリートは、
- 海外不動産投資のメリットを同様に実現でき
- 海外不動産のデメリットがない
という投資先です。
私自身が人生を賭けて投資していますが、いまのところ一抹の不安もありません。
シンガポールリートは、以下のメリットを全て実現できます。
- 高い利回りが実現できる。
- 国際分散投資ができ、リスクを分散できる。
- 日本円以外に通貨分散ができる。
- 海外の成長市場に投資できる。
シンガポールリートは海外不動産投資同様高い利回りを実現できる
私自身のシンガポールリートの運用利回りはおおよそ年利7%です。
比較的高い利回りだと思います。
借り入れをしているわけではないので、純粋な税引前利回りが年7%ですからね。
以下の海外の投資用物件の紹介サイトではマニラの不動産投資のグロス利回りが年6.1%と紹介されていますが、シンガポールリートでうまく銘柄を組み合わせればこれと同等あるいは越えるポートフォリオを作ることも可能です。
シンガポールリートは海外不動産投資同様資産の分散投資ができる
シンガポールリートを通じて、シンガポール、オーストラリア、インドネシア、欧州、米国、インド等いろいろな国の不動産に(間接的ですが)分散投資ができます。
また、シンガポールリートはだいたいシンガポールドル建てですので、保有資産の通貨分散もできます。
数千万円でフィリピンやタイの物件を買うと、大金持ちでもない限り自分の保有資産のうちフィリピンやタイの比重が非常に高くなってしまいます。
一方、シンガポールリートを使って投資した場合は特定の国の不動産に資産が偏ることはなく、非常に広く分散投資できるのでより高いリスク分散効果があります。
シンガポールリートは海外不動産投資同様成長市場に投資できる
シンガポールリート経由で中国、インドネシア、インドといった成長市場の不動産に投資ができます。
一方で、シンガポールリートは海外不動産の以下のデメリットを全て克服しています。
- 現地の税制と手続きが理解しにくく、トラブルになる可能性もある。
- 国によっては売却代金を日本に送金できる保証はない。
- 不動産売買は相対取引のため売買が成立する保証はない。
シンガポールリートは海外不動産投資と違い現地で課税されない
シンガポールリートは、シンガポール証券取引所に上場していてキャピタルゲイン及び配当には現地の税金はかかりません。
現地の税金面では何の手続きもいりません。
私自身も日本に戻ってきて数年経ち、日本で毎年確定申告と納税をしていますがシンガポールリートの税金でトラブったことは一度もありません。
シンガポールには海外送金規制がない
シンガポールは海外送金規制がありませんので、売却したシンガポールリートの資金は日本でもどこにでも海外送金ができます。
国際金融都市のシンガポールが、海外送金規制をするはずはありません。
シンガポール側に送金指示をした翌日にはあなたの日本の口座に着金しているはずです。
シンガポールリートの売却は簡単
シンガポールリートは証券取引所に上場しています。
このため自分で取引相手を探す必要はなく、取引所に対して売却注文を出すだけです。
取引高があまりにも少ないときは売買が成立しない場合もないわけではないですが、シンガポールリートは人気商品のため一定の流動性はあります。
少なくとも個人投資家が売買するようなレベルのボリュームで、売却ができないということは考えられません。
海外不動産投資と比べたシンガポールリートのメリット
- シンガポールリートは高い利回りを実現し、日本人投資家に十分な国際分散投資を可能にし、成長市場にも投資できる優れた商品です。
- また、現物不動産にあるような税制面の複雑ははなく、売却は容易で、シンガポールで投資しているため売却代金の海外送金は全く問題がありません。
まとめ
今回は海外不動産投資を検討中の投資家向けに、現物での海外不動産投資よりもシンガポールリートへの投資のほうが優れている理由を説明しました。
シンガポールリートは日本からだと若干投資しにくいですが、海外の現物不動産に投資するよりは格段に簡単でしょう。
もちろん、シンガポールリートで投資できない成長市場もあります。
例えば、フィリピン、タイ、ベトナム、カンボジアなどにはシンガポールリートでは投資できません。
ただ、あなたの目的はフィリピンの不動産に投資することではなく高い利回りと分散投資をすることのはずです。
そうであれば、シンガポールリートはあなたの目的に十分に合致します。
あなたもシンガポールリートで安定した高い利回りを実現しましょう。