みなさんはシンガポールリートに投資したことはありますか?
シンガポールという国は当然知っているでしょうが、日本で個人がシンガポールへ投資することはまだ一般的ではありません。
私は2011年にシンガポールに住み始めたときからシンガポールリートに投資し続けていますが、いまだにリアルな知り合いの中でシンガポールリートに投資している人はあったことがないです。
シンガポールリートは配当利回りが高くとても魅力的なのに、なんでまだこんなに人気ないんだろう
といつも思っています。
本記事は、そんなシンガポールリートの魅力である配当利回りについて紹介するものです。
本記事の対象と読んで得られること
- 対象:シンガポールリートへの投資に興味がある投資家
- 得られること:シンガポールリートでは時価総額が大きい銘柄でも、高利回りであることがわかります。高配当というメリットを理解できますよ。
投資するにあたって資産規模は安定性の観点で重要ですので時価総額がSGD 1.3B(約1000億円)を上回る銘柄の中での配当利回りランキングです。
2021年6月3日時点で集計した配当利回りランキングが以下です。
順位 | 銘柄 | 時価総額 (B SGD) | 配当利回り |
---|---|---|---|
1 | CapitaLand Integrated Commercial Trust | 13.54 | 3.75% |
2 | Ascendas Reit | 12.12 | 5.68% |
3 | Mapletree Logistics Trust | 8.52 | 4.16% |
4 | Mapletree Industrial Trust | 7.04 | 4.12% |
5 | Mapletree Commercial Trust | 6.90 | 4.54% |
6 | Frasers Logistics and Commercial Trust | 4.87 | 5.01% |
7 | Keppel Reit | 4.26 | 5.75% |
8 | KEPPEL DC REIT | 4.20 | 3.57% |
9 | Suntec Reit | 4.14 | 5.34% |
10 | Frasers Centrepoint Trust | 4.06 | 4.28% |
11 | Mapletree North Asia Commercial Trust | 3.62 | 6.41% |
12 | Ascott Reit | 3.1117 | 3.00% |
13 | Keppel Infrastructure Trust | 2.77 | 6.70% |
14 | Parkway Life Reit | 2.63 | 3.02% |
15 | SPH Reit | 2.41 | 5.73% |
16 | OUE Commercial Reit | 2.15 | 8.86% |
17 | CapitaRetail China Trust | 2.04 | 2.47% |
18 | Lion-Phillip S-Reit ETF | 0.215 | 4.07% |
現在のシンガポールリートの上位10銘柄の平均配当利回りが4.66%です。
コロナウイルス騒動のアンワインドでシンガポールリートも暴落しましたけど、殆ど株価は元に戻りましたね。
時価総額上位10銘柄のうち
- 配当利回りがもっとも高いのは、Keppel Reitの5.75%
- 最も低いのは、Keppel DC Reit の3.57%
Jリートの時価総額上位10銘柄では
- 配当利回りがもっとも高いのは、日本都市ファンド投資法人の4.05%
- 最も低いのは、日本プロロジスリート投資法人の2.90%
- 時価総額上位10銘柄の平均配当利回りは、3.417%
でした。
Jリートの株価が高騰して利回りが下がっているせいか、シンガポールリートとの利回りの差が拡大していますね。
私は引き続きシンガポールリートメインでの投資でいきます。
今後とも配当金投資の核となるシンガポールリートの配当利回りを継続的にチェックしていきます。
なお、シンガポールでの投資のやり方については以下の記事をご覧ください。