サラリーマンがセミリタイアするために準備すべきことは何だと思いますか?
毎日満員電車に乗って会社に行き、無茶な営業目標を達成するために奮闘していると疲れますよね。
満員電車で押し合いへし合いしている周りのサラリーマンを見るたびに、
と思います。
満員電車に乗る必要がなく、自分の好きなことだけやり、セミリタイア状態になったらどんなにいいでしょうか。
ただ、セミリタイアに憧れはあってもなかなか現実に実行するにはためらいますよね。
なんといってもサラリーマンの安定した毎月の収入は捨て難いです。
では、どんな準備をしたらサラリーマンがセミリタイアを実行できるのでしょうか?
今回はセミリタイアを目指すサラリーマンがすべき準備について説明します。
セミリタイア後の生活費を稼ぐために配当収入とアフィリエイト収入を準備しておく
サラリーマンを辞めると毎月の給与収入が無くなりますので、別の安定した収入源を用意する必要があります。
ただ、サラリーマンの安定収入がないのであれば高いリスクの投資(ハイレバのFXをやったり、異様な配当利回りの株)で暮らそうとはしないほうがよいです。
安定した給与所得で最悪の場合リスクヘッジができないとハイリスクの投資は危険過ぎます。
準備すべきは配当収入とアフィリエイト収入です。
セミリタイアしたいなら配当収入を稼ごう
株式市場には配当利回り10%などといった株も存在しますが、冷静に考えて配当利回り10%ということは株価が異様に低迷しているということで人気がないことを示しています。
人気がないということは業績に不安がある可能性が高いので、あまりにも配当利回りが高い銘柄の配当に依存して生活設計することは危険なのです。
業績がさらに悪化したら配当が削られるかもしれませんから。
リート、株式ETF、債券ETF、日・米・香港の株等比較的安定している投資で配当を稼ぎましょう。
配当の稼ぎ方については以下の記事も参考にしてみて下さい。
セミリタイアをしたいならアフィリエイトで稼ごう
配当の収入一本でセミリタイアに突入するのはリスクが高すぎますよね。
過去の例を見ると、少なくとも10年に1回程度は大きな金融危機や大災害が発生しています。
東日本大震災の前に東京電力の配当によって生活を成り立たせていた人は、その後東京電力が配当を停止した時収入源を失いました。
人生100年時代を考えると、あなたが50歳でセミリタイアしたとして100歳までの50年間サラリーマンの給与なしに行きないといけないわけです。
50年も生きていれば5回くらいは大きな金融危機や大災害は発生するでしょうから、あなたがどれだけ頑強な配当ポートフォリオを作ったとしても、大きく株価が下落し配当が減らされる可能性は否定できません。
セミリタイアをするなら配当収入以外の複数の収入源が必要です。
2つの関連性が低い収入源を持っていれば両方同時に無くなることはないでしょうから、なにか事件があってもほそぼそとは生きていけるでしょう。
私はブログを使ったアフィリエイトに取り組んでいるのですが、セミリタイアのためにアフィリエイトはまだまだ有効な手段です。
月30万円くらいなら比較的簡単に誰でも稼げるようになると思います。
仮に配当収入で月30万円、アフィリエイト収入でも月30万の合計月60万円稼げれば、非常に余裕のあるセミリタイア生活ができます。
また、配当収入、アフィリエイトのどちらかになにか問題が生じても、合計で月20万円くらいは稼げるでしょうから、最低限の生活はできますよね。
セミリタイア後の生活費を減らすための株主優待を準備しておく
人生100年時代にセミリタイアをするというのは実はとても困難です。
昔は寿命が短かったのでセミリタイアの期間も短かったのですが、いまでは早期にセミリタイアするとセミリタイア期間がとても長くなります。
普通の人がサラリーマンで暮らしていくのと同じくらいの期間(40年くらい)、あるいはそれ以上をサラリーマンの収入無しで暮らさないといけないわけですから。
50歳でセミリタイアすると50年間、60歳でセミリタイアしても40年間サラリーマンの収入に頼らずに生活を維持させる必要があります。
この時重要なのはできるだけ基礎的な生活費を減らすことです。
生活費を低く抑えておけば、収入が激減してもなんとかなります。
セミリタイア後の生活費を減らすための重要な鍵が株主優待です。
住んでいる場所によって使える株主優待は変わりますが、以下のような銘柄の株主優待を使うことで生活費を減らすことができます。
- ベネフィット・ワン
- ルネサンス(100株ごとにジムの利用券2枚)
- セントラルスポーツ(100株でジムの利用券2枚x年2回)
- マルエツ(100株保有で100円優待券x年60枚)
- イオン(イオンでの買い物についてキャッシュバック)
- 松屋フーズ(松屋、まつのや等で使えるお食事優待券)
- ダイナック(100株保有で食事券1,000円分x2枚)
- ゼンショーホールディングス(すき家等で使える食事券)
- クリエイト・レストランツ・ホールディングス(100株保有で年6,000円分の食事券)
- すかいらーく(100株保有で年6,000円分の食事券)
サラリーマンの場合は、ランチで外食をするときに株主優待が利用できれば毎月のランチ代を大幅に削減できますよ。
数年かけてセミリタイアについて家族の理解を得ておく
最後にお金以外で重要なのはあなたがセミリタイアをすることについて家族の理解を得ておくことです。
サラリーマンが嫌だからといって、家族の反対を押し切って会社を辞めてセミリタイアをするのはおすすめできません。
セミリタイア状態になると家にいることが多くなります。
そのときに、セミリタイアについての家族の理解を得られていないと、針のむしろ状態になりますよ。
5年くらいじっくり時間をかけて
- あなたがセミリタイアを希望していることとその理由
- セミリタイア後にやりたいこと
- 収入の目処は立っていて家族に迷惑はかけないこと
- 何重にもリスクヘッジをガチガチに掛けていて、南海トラフ巨大地震とリーマンショック級の金融危機、中国バブル崩壊、世界同時多発テロ、新たな感染症の拡大等が同時に起こっても耐えられるようにしてあること
- あなたがセミリタイアをすることで奥様にもメリットがあること
といったことをきちんと説明していきましょう。
まとめ
令和時代にサラリーマンがセミリタイアするための準備について書いてきました、
現在においてセミリタイアの難易度は昔よりはるかに上がっています。
何故なら
- 昔より長生きする可能性が高く、セミリタイア状態で数十年生き抜く必要があり
- 年金受給年齢がどんどん後ろ倒しされて、セミリタイアしても年金をもらえない期間が昔より長い
からです。
10年〜15年なんとか食えれば大丈夫だろ程度でセミリタイアをしても良かった時代はとっくに昔に終わりました。
極端ですが、セミリタイアで生き抜くことは、サラリーマンを続けることより難易度が高いかもしれません。
収入面でも、家族の理解という点でも十分な準備をしてからセミリタイアに挑んで下さい。
そして、常に状態は変化していきますので、すぐに変化に対応してアクションが取れるよう肉体的にも、精神面でも万全の状態を維持しつつ、セミリタイア生活をエンジョイして下さい。
「備えあれば憂いなし」といいますが、セミリタイアに移行するためには少なくとも5年程度の準備は必要なことは理解した上で、万全の準備をして新しい人生のステージに移行しましょう。