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家計管理のための目的別口座の使い方

あなたは家計の支出をどう管理していますか?

お金持ちになるためには家計の支出を管理して、投資の種銭を作り出し、投資し続けることが必要です。

種銭を作るには、年収が2,000万円、3,000万円といった人でない限り、一般の中小企業で働く私のような人の場合は家計管理をしっかりし支出をコントロールして捻出するしかありませんよね。

家計管理をちゃんとし年収の4割くらいを株式投資に回し続けられれば、比較的早くお金持ちになることができます。

私は家計管理のために目的別口座を使っていてとても役に立っているので、今回は目的別口座の使い方を紹介します。

目的別口座とは何か

目的別口座とは銀行で代表口座とは別に子口座を持てるサービスです。

銀行残高としては代表口座の残高に組み込まれて表示されます。

銀行の代表口座にまとめて資金を入れておくとどうしても使ってしまいがちですよね?

たとえば、50万円銀行残高があり、そのうち10万円は3カ月後の旅行のために使うつもりがあっても、実際目の前に50万円はあるので洋服買ったり遊びに行ったり飲みに使ったりしてしまいがちです。

理性でコントロールしようと思っても、人間は目の前の欲望に負けてしまいます。

支出を管理するためには人間の理性だけに頼るのではなく、支出を管理するための「仕組み」を利用するのが重要ですが、目的別口座はそういった仕組みの一つです

一言でいうと、目的別口座により「口座を分ける」ことできちんと将来の使用用途別に貯金をすることができるようになるということです。

目的別口座は同じ銀行に普通預金口座を複数持っているようなイメージで使えますが、口座自体は同じ口座の中なので資金の移動はいつでも無料でかつ一瞬でできます。

他の方法として定期預金口座に分けるという手もありますが、定期預金の場合一定期間資金が拘束されるため好きな時に使えませんし、定期預金口座から普通預金口座に移す手数料や手間がかかるデメリットがあります。

目的別口座を使う意義:大型支出のプランニングができるようになる

目的別口座を利用すると将来の大型支出のプランニングがきちんとできるようになります。これは

使うのかをきちんと考えるようになるためです。

例えば、ITガジェット用の目的別口座を作ると

で買おうという計画ができます。

2年後に12万円が必要なのだから月5000円を毎月目的別口座に入れればいいという計算がすぐにできます。

逆に、「目的別口座で資金を貯めていないものは買わない」判断もできるようになり、衝動的な支出も防ぐこともできます。

「あ、このダウンジャケット買いたいな」と衝動的に思ったとしても、「でも、今季のファッション貯金だと足らないから今回は見送ろう」といった判断ができます。

目的別口座の使い方

私の目的別口座の使い方ですが、以下の4個に分けて貯蓄に活用しています。

ファッションは春夏、秋冬にシーズンを分けて常に次のシーズン用の資金を毎月貯めるようにしています。

ITガジェットは主にiPhone, iPad, Mac関連なのでApple目的といってもいいですが最近はiPhoneで10万円程度と非常に高額になってきており、目的別口座を使って毎月計画的に貯めています。

さすがに10万円を超えるようなものは事前に資金を準備しないと買いづらいです。

なお、私は旅行用目的には銀行を分けて運用をしているので旅行目的では使っていませんが、旅行費用を貯めるために使ってもいいと思います。

株価暴落時の対策貯金は、株価が暴落したときに機動的に株を買えるように事前に余裕資金を準備しておくものです。

これはあくまで40代サラリーマンの私の目的別口座の使い方ですが、これにより引っ越し、ファッション、ITガジェットといった大型支出のプランニングがとても効率的にできるようになったと感じています。

目的別口座への資金移動のタイミング

目的別口座には自分自身で資金を移動させないといけません。

目的別口座に資金移動をするタイミングは

の二回です。

毎月給与を受け取った直後に「引っ越し用」「来季ファッション用」ITガジェット用」に決まった金額を振り替えます。

そして、ひと月過ぎて次の給与を受け取る直前に代表口座に残っている資金を「株価暴落時対策用」にすべて振替え、代表口座の残高をゼロにします。

ひと月のサイクルできちんと資金の入出金と貯金を管理するプロセスを回しましょう。

なお給与受取前に給与受け取り用口座の残高をゼロにしておくことで給与の中で家計を回すことを徹底できます。

 目的別口座の活用に向かない資金:2年先を越える資金用途は投資で準備

大型支出を計画的に管理するために銀行の目的別口座を使うとはいえ、最大で2年先までに使う費用のみを目的別口座で管理するのがおすしめです。

それ以上先の資金を目的別口座で管理することもできますが、先が長いので私の場合は株式投資で運用して準備します。

たとえば、子供が生まれたばかりで大学進学までの学費を貯めよう、といった場合資金を実際に必要とするのは18年後くらいです。

このようにかなり先の資金需要に対しては株式投資で準備することで、福利のメリットを享受でき大きく資金を増やせる可能性のある株式投資で築くのがいいと私は考えます。

いまは銀行預金は非常に低金利なので銀行預金だけでは十分な資金を築くことが難しいですしね。

まとめ

家計管理のための目的別口座の使い方について紹介しました。

家計管理のための目的別口座の使い方のポイントは以下3つあります。

  • あなたの家計における大型支出項目をリストアップし、それぞれに「何に、いつ、幾ら」使うか計画を立てた上で、銀行で目的別口座を作る。
  • 使用用途2年以内の資金需要に備えるために目的別口座を使う。それより遠い未来の部分は投資で賄うのがおすすめ。
  • 代表口座から目的別口座に移すタイミングは月二回。給与受け取り直後と、給与受け取り直前。給与受取の前に代表口座の残高をゼロにしておく。

家計管理のために目的別口座はとても有効なサービスなのでぜひ活用してみてください

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