じぶん銀行ってご存知ですか?
KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資で作った銀行で、今後はKDDIが過半数の株式を取り子会社化し、2020年3月末までにauじぶん銀行と名称も変える予定です。
私はauユーザーではないのですが、副業用の銀行口座としてじぶん銀行を使っています。
副業用口座は生活用・個人用・投資用口座とは完全に分けたほうがいいのですが、すでに殆どのネット銀行に口座を開設済みかつ特定目的で利用済みで、それを副業用に変更するのは少しめんどうだったんですよね。
そこで、いままで使ったことがなかったじぶん銀行を使ってはどうかと思ったわけです。
ただ、私はauユーザーではありません。
じぶん銀行はauユーザー向けの銀行向けというイメージがあり、果たしてauユーザー以外にメリットがあるのかどうかわかりませんでした。
そこで、auユーザーではない私にとってじぶん銀行はメリットが有るのかどうかを調べてみたので、紹介します。
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- 対象:auユーザー以外でじぶん銀行への口座開設を検討している人
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- 得られること:じぶん銀行をauユーザー以外が使った場合のメリットがわかります。
auじぶん銀行はサラリーマンの副業管理に使える
結論から言うと、auじぶん銀行はサラリーマンの副業管理用途に適しています。
何故なら
- auじぶん銀行は新しい銀行であるため既存の生活用口座、個人用口座、投資用口座とは重複しない
- auじぶん銀行のコンビニATMでの無料預金引き出し回数は十分に多い
- auじぶん銀行の他の金融機関への振込手数料無料回数も十分に多い
からです。
これによりauじぶん銀行できちんと副業を別口座で管理できるとともに、副業収入の引き出しや他の口座への移動も無料でできます。
サラリーマンの副業用銀行口座に求められる条件
そもそもサラリーマンの副業を管理するための銀行口座に求められる条件はは何でしょうか?
それは、
- GoogleやASPからの振込口座に指定できる。
- コンビニATMから手数料無料で出金できる。
- 生活用口座、個人用口座、投資用口座に手数料無料で振込できる。
- 生活用口座、個人用口座、投資用口座とは全く別の銀行である。
です。
生活用、個人用、投資用口座に副業収入を振り込んでしまうと、あとで副業分だけを抜き出して経理処理や確定申告する時に大変です。
一方、副業専用の銀行口座で入金、支出も管理すれば、お金の流れを完全に分けて管理ができ、経理処理や確定申告がとても楽です。
仮に税務署から「この支出は本当に副業用なのですか?」と問い合わせがあった場合でも、副業専用口座から支出していればあなたも強く主張できます。
実際問題、生活用口座と副業口座を一緒にしてしまうと、
とあなた自身がわからなくなってしまいますからね。
副業管理のためには副業専用の別の銀行口座を持ちましょう。
なぜじぶん銀行が副業管理用に有効なのか
コンビニATMで預金を無料で引き出せる、振込手数料が無料という条件で銀行を探すとネット銀行しか使えません。
メガバンクだとたいてい手数料がかかってきます。
候補としては、
- 住信SBIネット銀行
- 楽天銀行
- GMOあおぞらネット銀行
があがりますが、渡しの場合全部生活用、投資用で使ってしまっています。
住信SBIネット銀行や楽天銀行はすでに使っている人も多いでしょう。
すでに使っていないネット銀行となると
- ジャパンネット銀行
- イオン銀行
- じぶん銀行
になります。
ジャパンネット銀行は振込手数料が無料にならないので却下ですし、イオン銀行は将来イオンが近所にある場所に引っ越した場合は生活用口座として使うので留保せざるを得ないため、消去法で「じぶん銀行」が残ります。
要はコンビニATMで預金を無料で引き出せる、振込手数料が無料というネット銀行の中で、使わずに残っている可能性が高いのがauじぶん銀行だというわけです。
ただ、一つauユーザー以外がじぶん銀行を使ってメリットがあるのかどうかという懸念がありました。
じぶん銀行のauユーザー向けのメリットはauユーザー以外に有効なのか
じぶん銀行のauユーザー向けのメリットは何でしょうか?
それは以下です。
- au WALLETクレジットカード、auでんき、じぶん銀行をセットで使うとPontaポイントが約3倍貯まる
- auの利用料金をじぶん銀行からの引き落としにするとPontaポイントが貯まる
- au WALLET プリペイドカードに直接チャージできる(au WALLETプリペイドカードはauユーザーしか使えません)
- カードローンau割で、カードローンの金利が年0.5%優遇される
また、じぶん銀行のメリットというわけではありませんが、auユーザーであればau WALLETクレジットカードの年会費が無料です。
要はauユーザ以外がじぶん銀行を使った場合、上記のメリットを受けられないことが致命的なデメリットでなければいいわけです。
まず、私はauの携帯電話を使うよりも格安SIMを使ったほうが通信料が安いのでauを使う気はありません。
auを使いじぶん銀行で引き落とすとPontaが貯まると言ったって、格安SIMを使ったほうが全然安いですからauは使いませんのでPontaポイントの付与有無はあまり関係はありません。
カードローンは使う気が全く無いので、金利の優遇も関係ありません。
au WALLETプリペイドカードは使う気がないので、これに直接チャージできようが関係ありません。
このため私の環境では、じぶん銀行のau特典はあまりメリットとは感じていませんでした。
auユーザー以外がじぶん銀行を使った場合のメリット・デメリット
一方でauユーザー以外がじぶん銀行を副業用に使った場合のメリット・デメリットは何でしょうか?
auユーザー以外がじぶん銀行を使った場合のメリット
メリットは、じぶんプラスステージ3の場合で、
- 三菱UFJ銀行への振込が何度でも無料
- 他の金融機関への振込が月1回無料
- コンビニATMでの引き出しが月4回無料(ゆうちょATMは月1回のみ無料)
というものです。
もしクレジットカードや副業専用携帯の引き落としをじぶん銀行で行い、残高が50万円以上ある場合はじぶんプラスステージ4に該当しますので、以下のようなより良いサービスを受けられます。
- 三菱UFJ銀行への振込が何度でも無料
- 他の金融機関への振込が月8回無料
- コンビニATMでの引き出しが月8回無料(ゆうちょATMは月1回のみ無料)
副業をやっていれば残高50万円にはすぐに到達するでしょうし、副業専用のクレジットカードも作るのでじぶんプラスステージ4にはすぐに到達しますよ。
無料振込回数が1回だと不足してしまいますが、8回あれば十分すぎるでしょう。
auユーザー以外がじぶん銀行を使った場合のデメリット
auユーザー以外がじぶん銀行を使った場合のデメリットがあるとすると、auグループのメインのクレジットカードであるau WALLETクレジットカードを年会費無料で使えないことです。
じぶん銀行スマホデビットというJCBのデビットカードは使えるものの、Oki Dokiポイントが貯まらないのでポイント還元を考えると使う気がしませんし、副業で海外経費を精算するときにJCBだと決済できない場合が多いので正直これは使いづらいです。
通常ネット銀行は以下のような実質的に年会費が無料の優れたクレジットカード・デビットカードを持っているものです。
- 住信SBIネット銀行:ミライノカード
- 楽天銀行:楽天カード
- GMOあおぞらネット銀行:ハイセキュリティカード(導入予定)
auユーザーであればすなおにau WALLETクレジットカードを副業用に使えばいいのですが、auユーザー以外の場合年会費がかかるので躊躇しますね。
副業専用クレジットカードのため年会費も副業の経費で落ちるからいいといえばいいのですけど、
au WALLETクレジットカードの年会費が掛かるのが心理的にデメリットに感じますね。
ただ、実際のところ適当なVISAカードでも作ればいいので、致命的な問題ではありません。
まとめ
auユーザー以外がじぶん銀行を使った場合にメリットがあるのか?について紹介しました。
結論としては、じぶん銀行はauユーザー以外が使っても
- コンビニATMでの無料預金引き出し回数は十分に多い
- 他の金融機関への振込手数料無料回数も十分に多い
ため十分にメリットがあります。
還元率1%のau WALLETクレジットカードを年会費無料で使えないのは痛いところですが、代わりにオリコカード ザ ポイントなど還元率1%のクレジットカードはあるので、これはたいしたデメリットではありません。
auユーザー以外がじぶん銀行を使っても十分にメリットはあり使い勝手の良い銀行といえるでしょう。
生活口座と副業口座を完全に分ける観点では、auユーザー以外が積極的にじぶん銀行を副業管理用に使うのはメリットがあります。
あなたも副業管理用にじぶん銀行を是非検討してみてください。