主婦が株で大損しないためにやるべきことは何だと思いますか?
将来のために貯金だけしてもお金が増えないから株で運用したい!!と思っても、大損しそうで怖いと思う主婦の方は多くないですか。
自分でもバリバリ働いて稼いでいれば「多少損しても稼げばいいや」と思えます。
一方、あなたが専業主婦の場合は、旦那様が一生懸命稼いだお金を投資して損したらどうしよう!!
と思い、投資を始められない場合も多いでしょう。
私は、多少最初に損を出すとしても、主婦の方も株式投資の一歩をなるべく早く踏み出したほうがいいと考えています。
今回は、主婦のあなたが株式投資を始められるように、主婦が株で大損しないためにやるべきことを紹介します。
一応言っておきますが、投資初心者であろうと20年経験があろうと、株式投資をしていれば必ず損をすることはあります。
百戦百勝なんてありえません。
今回の記事はできるだけ損失を限定し、トータルでのリターンをプラスに持っていくためにやるべきことの一例を紹介するものです。
主婦が株で大損をする理由
主婦が株で大損する場合、以下のパターンが考えられます。
- 他人任せで銘柄選択をする:銀行や証券会社あるいは口コミでのオススメ銘柄・商品を鵜呑みし投資して大損する
- リスクとタイミングを考えないで投資する:初心者なのに投資のリスクとタイミングを考えずに投資可能資金全部を一気に投入して大損する
他人任せで銘柄選択をする
将来のため、子供の教育費のために投資しないといけないといって、証券会社や銀行にいって「何かおすすめの商品ないですか?」なんて聞いていないでしょうか?
これはまさに「鴨がネギを背負ってくる」状態です。
あなたが大金を持っておすすめの投資商品を聞きに来てくれるわけですから。
私も何度か銀行から「おすすめ商品」「人気のある商品」を紹介されたことがありますが、全部ゴミのような商品でした。
冷静な投資マインドを持った人が合理的に判断するなら絶対に買わないような商品です。
銀行のような他人におすすめ商品を聞くのはいいのですが、自分自身で本当にそれがいい商品なのかを絶対に検証しましょう。
他にあるパターンが「口コミ」です。
主婦仲間が「これで儲かった」「これはとても良いのであなたもやったら?」という話をするかもしれません。
これも銀行同様に自分自身できちんと検証したあとでないと投資をすべきではありません。
私のオススメは、自力で資産を築いた友人のアドバイスは聞いてもよいが、それ以外は無視することです。
例えば、自力で資産1億円を築いた人の話は、その人があなたに変な商品を売りつけて儲けるモチベーションは全く無いので多少聞いてもいいと思います。
ただ、おそらくそういう人は自分の資産が1億円あるのを周囲にバレるのが嫌で、積極的にアドバイスはしてこないと思いますけど。
リスクとタイミングを考えないで投資する
次の「リスクとタイミングを考えないで投資する」は、前項の「他人任せで銘柄選択をする」と若干被りますが、おすすめされた商品を全部一気に買ってしまうことです。
株式市場がこれから上がるか下がるかなんて誰にもわかりません。
私も投資のことを色々ブログで書いていますが、未来なんて全く読めません。
私の保有銘柄の中には、未来が読めない前提で慎重に投資し上で50%以上の含み損を抱えている銘柄もあります。
投資というのは、個々の銘柄・商品では負けることもありつつ、トータルリターンをプラスに持っていくゲームです。
言い換えると、投資は負けを小さくして勝ちを伸ばすゲームですね。
投資していると必ず負けることもあるので、そのときに損失を限定するためのリスク管理が必要になります。
これができないと中長期的に勝てません。
主婦が株で大損しないためにやるべきこと
主婦が株で大損しないためには、大損するパターンの逆をやればいいだけです。
- 銘柄選定を他人任せにせず、自分で探して選ぶ
- 一気に全額を投資するのではなく、分散して積立投資をする
主婦が株で大損しないための銘柄選定のやり方
最初は個別株の銘柄選定をうまくできないと思いますので、超低コストのインデックス型投資信託がおすすめです。
私は20年くらい個別株投資をやってきましたけど、超低コストのインデックス型投資信託に運用成績で勝つのはなかなか難しいです。
超低コストのインデックス型投資信託であれば、基本的には販売手数料は無料・信託報酬という運用コストも低コストですから銀行や証券会社はオススメしてきません。
そんなに売って彼らが儲からないですから。
銀行や証券会社が儲からないからこそ。初心者の主婦にはおすすめです。
例えば、
- SBI・バンガード・S&P500
- eMAXIS Slim米国株式
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
あたりが銘柄の候補です。
ただ、これが全てではないので、あなた自身でもいろいろ探してみて下さい。
キーワードは、超低コストと米国株式インデックスです。
間違っても販売手数料が掛かるような投資信託を最初から選ぶのはやめておきましょう。
積立投資で分散投資をするのがおすすめ
次にどうやったらリスクをコントロールし、いいタイミングで投資できるか?です。
投資において未来は誰にもわからないので、最高のタイミングで投資できる方法はありません。
このため、現実的に取りうる方法は以下です。
- 投資可能資金の1/100での投資から始める
- 毎月定額の積立投資をする
投資可能資金の1/100での投資から始める
初心者の主婦の方が投資を始める際には、投資可能資金の1/100での投資から始めましょう。
100万円投資可能なら1万円、50万円投資可能なら5,000円から投資するということです。
5,000円や1万円で個別株を買おうとすると難しい場合もありますが、楽天・全米株式インデックス・ファンドのような投資信託であれば、1,000円から投資できるので問題ありません。
少額から投資を始め、少しづつ勉強していくのがいいですよ。
毎月定額の積立投資をする
投資タイミングについては、誰にもいいタイミングはわかりません。
私自身何度となく、「ここが底だ!」と思って資金を突っ込んで失敗したことか。
あなたが株価が下落した底だと思ったタイミングは、底かもしれませんし底でないかもしれません。
まあ、わかりませんね。
最適なタイミングなんてわからないので、当ブログでは毎月定額の積立投資をすることをオススメします。
ただ、定額積立投資の場合成長市場、これから中長期的には株価が上がる市場に投資することが絶対条件です。
毎月買っている中で高い価格で買ってしまうこともあるので、中長期的に上がってもらわないと儲けられないからです。
このため、私は毎月定額の積立投資をするなら米国市場に投資すべきであると考えています。
米国は、世界経済の中心であり、イノベーションの中心であり、先進的な企業が次々と生まれ、移民により人口がまだ植えている国です。
少なくとも、イノベーションが生まれず、先進的な新興企業が育たず、人口が減少している日本株式への定額積立投資はおすすめしませんね。
まとめ
主婦が株で大損しないためにやるべきことについて紹介しました。
まとめると、次のようになります。
- 銘柄選定においては銀行や証券会社のアドバイスを受けずに、販売手数料無料の超低コストの米国株式インデックスファンドを選ぶ。
- 投資を始めるにあたって、投資可能資金の1/100から始め、毎月定額の積立投資をしする。これによりリスクをコントロールし、購入タイミングを分散させる。
まずは、SBI・バンガード・S&P500をつみたてNISAで投資することから始めればいいと思います。
つみたてNISAをしながら投資の勉強をしていって、SBI・バンガード・S&P500以外の良い投資信託や株式があれば乗り換えていけばいいのです。
間違っても銀行がオススメしてくるような仕組債などに最初から手を出すのはやめておきましょう。