あなたは自分の老後資金をどうやって準備していますか?

老後資金を貯めるためにiDecoやつみたてNISAに取り組んでいる人は多いと思いますが、こういった積立投資で老後資金を作るとなると20-30年の年月が必要になります。

もちろん、こういった積立投資は有効ですし、私もつみたてNISAで楽天・全米株式インデックス・ファンドに投資しています。

一方、2018年11月からブログ作成を始めて1年半で大学生のバイト代くらいは稼げるようになったことから、ブログを使って老後資金を準備するのも良いアイデアではないかと思います。

今回は老後資金をブログで稼ぐのがおすすめな理由について紹介します。

本記事の対象と読んで得られること
    • 対象:老後資金についてこれから準備を開始する30代〜40代の人
    • 得られること:iDeco、つみたてNISA以外のブログを使った老後資金を稼ぐのがおすすめな理由がわかります。

従来の老後資金を稼ぐ方法の問題点は何か

従来の老後資金を稼ぐ方法としては、基本的には配当狙いの投資かアパート経営などの不動産投資がメインだったのではないでしょうか。

ただ、そのような従来使われていた老後資金対策には問題もあります。

配当狙いの投資の問題点

私も高配当株、シンガポールリート、Jリート、債券ETFで配当金生活ポートフォリオを組んで投資をしています。

配当金生活ポートフォリオを組めば安定した配当収入を確保することは可能ですし、実際私も生活費の大半を配当で賄えるだけの配当収入があります。

老後に家賃が安いところに引っ越せば、配当金だけでも生活を成り立たせることはできるでしょう。

ただ、配当狙いの投資で老後資金を稼ぐ方法は次の二つの問題点があります。

  • まともに生活できる配当金を得るには、大きな元手(8千万円〜1億円程度の金融資産)が必要
  • 普通のサラリーマンが8千万円〜1億円の資産を得るためには、投資で大きなリスクを取らないといけない

配当金で老後生活を稼ぐには、必要な元手が大きすぎる

私は高配当利回りのシンガポールリートを中心に保有しているため普通の人よりかなり配当利回りは高いはずですが、それでもギリギリ生活できる程度の配当金しか得ていません。

配当金で余裕がある老後生活を送るためには、体感では2億円以上必要だと思います。

老後のための必要な元手が大きすぎませんか?

金融資金1億円程度であれば普通のサラリーマン家庭が共働き出稼ぎ支出管理をきちんとすれば誰でも到達可能ですが、それ以上となるとキャピタルゲインで大きく元手を増やさない限りたどり着くのは難しいと思います。

配当投資で老後資金を捻出する場合老後資金を稼ぐために必要な元手が大きすぎる、これが一つの問題点です。

大きな元手を作るためには、ハイリスクハイリターンの投資をしないと実現できない

配当で老後資金を捻出するための大きな元手を作るためには、相当なハイリスクを取る必要があります。

長期投資していれば資金形成ができると一般的には言われています。

ただ、実際のところ、どこかで人生を賭けたハイリスクを取らない限り、普通のサラリーマンが二億円近い金融資産を作るのは難しいです。

あなたが20代や30代前半ならそういったハイリスクは取れます。

若ければ失敗しても挽回できる時間はありますし、良い失敗をすると次に繋がります。

実際私も30代前半のとき、リーマンショックに遭遇して人生を賭けた投資で配当金ポートフォリオの元手を作りました。

でも、40代になった今同じことをやるかというとやらないですね。

守るものもあり失ってはならないものもあり、投資でリスクを取りすぎるのは無責任だと感じます。

ハイリスクを取らない限り配当金生活の資金は稼げないが、30代〜40代の責任ある大人はそんなリスクは取れません。

結果として、投資だけで老後資金を稼ぐ配当金生活ポートフォリオの元手を作るのは難しいと思います。

これが第二の問題点です。

不動産投資の問題点

では、株ではなくアパート経営などの不動産投資で老後資金を稼ぐのはどうでしょうか?

私自身は不動産投資はやっていないのですが、不動産投資には次の二つの問題点があると感じます。

  • マクロ構造的に人口が減る日本において安定した不動産経営をやるのは素人には困難
  • 不動産購入の際に大きな借り入れをする必要があり、株式投資以上にリスクが高い

賃貸住宅経営はマクロ構造的に厳しい

日本は構造的に人口が減少していきます。

これは統計上明白な事実です。

通常個人がやる不動産投資は住居用の賃貸住宅経営ですが、人口が減るとすると賃貸住宅への需要も構造的には減っていきます。

2020年の現時点ですでに空き家が問題となっているのですから、20年以上先にには更に空き家問題が深刻化していることは間違いありません。

要は賃貸住宅は供給過剰なのです。

この状態で、新規か中古かは別として個人が賃貸住宅経営に参入して老後資金を稼ぐのは難しすぎます。

マクロの市場環境が構造的に悪化し続けているのですから、そこに素人が参入して安定した収益を上げ続けるのは困難です。

賃貸住宅経営のための大きな借入はリスクが高い

賃貸住宅経営のマクロ環境が厳しい中で、不動産購入のための大きな借入をするのはリスクが高すぎます。

借入を返済するのに十分な賃貸収入が安定的に確保できるのであれば問題はないですが、空き家問題が深刻な中で継続的に入居者を確保できると想定するのは楽観的すぎるでしょう。

ネットや本では賃貸経営がうまく行った事例が多く見られますが、往々にして勝者は語り敗者は沈黙するものです。

賃貸経営で大失敗したことを赤裸々に語る人のほうが少ないでしょうが、成功している人は自分がどれだけ成功したかを語りたがるものです。

自己責任でやることですが、私としては大きな借入をしての賃貸住宅経営は現在の人口減少傾向を考えると素人が取り組むにはリスクが高すぎると感じます。

ブログで老後資金を稼ぐのがおすすめな理由

株式投資や不動産投資で老後資金を作る場合の問題点をまとめると

  • 8千万円〜1億円の大きな元手が必要
  • 元手を作るためにはハイリスクハイリターンの投資をする必要があるが、30代〜40代の責任ある大人が取れる選択肢ではない
  • 不動産の場合大きな借入をして賃貸経営をすることになるが、マクロ構造的に賃貸住宅への需要は減る傾向にある中で借入をして参入をするのはリスクが高すぎる

となります。

ブログで老後資金を稼ぐ場合、ほとんど元手・初期投資がかからないという大きなメリットがあります

ブログを開始するのに必要な資金は

  • レンタルサーバー代:月1,000円〜2,000円
  • ワードプレスの有料テンプレート代:1万円〜2万円
  • ドメイン代:1,000円前後

くらいです。

要はブログを開始するのにあたっての必要な元手は3万円くらいしかかかりません。

大きな元手が不要なため、事業を始めるにあたってのリスクが非常に低いのがポイントです。

また、ブログ事業への参入に際しては特別な知識が必要ないこともメリットです。

HTML/CSSがわからなくても、プログラミングができなくても、Adobe Photoshopが使えなくてもブログを作成しお金を稼ぐことはできます。

昔は技術的な知識があったほうがよかったのでしょうが、今ではワードプレスという誰にでも使えるツールがあるので特別な技術的知識がなくてもブログを作ることは十分に可能です。

老後の安定した生活に必要な資金は、月30万円くらいでしょう。

年金で月15万円くらいはもらえると仮定すると、追加で稼げばいいのは月15万円くらいです。

ブログをやった体感では、

  • 1年で月5万円

くらいは誰でも稼げそうです。

1年で月5万円稼げるとすると、月15万円を稼ぐためには3つブログを作って定期的に更新していけば稼げるはずですから、これで老後資金は作ることができます。

初期投資がほとんど無しに、特別な知識もなく始められる事業としてはブログほど容易なものもないと思います。

まとめ

老後資金を稼ぐためにブログがおすすめな理由を説明しました。

ブログで稼ぐことの良いところは

  • 元手がほとんどかからないのでリスクなく参入できる
  • 技術的な知識がなくともお金を稼ぐことができる
  • 1年で月収5万円くらいなら誰でも簡単に到達できる

ことです。

ブログで老後資金を稼ぐデメリットは安定した収益が上がってくるまでには半年から一年の時間がかかることですが、老後資金を稼ぐ必要に迫られている人であれば困難を乗り越えブログを続けることができると思います。

ブログは新規参入が容易なため競争相手がとても多いように思うでしょうが、ブログを半年〜1年間継続できる人は殆どいないので現実問題競争はあまり激しくないと思います。

時間はかかりますが、あなたも老後資金を稼ぐためにコツコツブログをやってみてください。