金融資産に投資する時どういった資産の組み合わせが最強だと思いますか?
今の時代多種多様な金融商品があってどれを選んでいいかわからなくなりますよね。
私もお金が儲かりそうな銘柄を買い続けた結果、ポートフォリオ全体としてよくわからない形になってしまいました。
それでも運用しないよりはマシなのですが、自分のポートフォリオは最強ではないのではないか?という疑問が常にあり、方針を見直していました。
今回は中長期の資産運用のための最強ETFポートフォリオは何か?について紹介します。
長期運用最強ETFポートフォリオは4つの組み合わせ
結論から先にいうと、中長期の資産運用のための最強ETFポートフォリオは以下の4つの組み合わせだと私は考えています。
それは、
- Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF(VTI)(米国)
- iShares Hang Seng TECH ETF(香港)
- The Tracker Fund of Hong Kong(香港)
- SPDR Straits Times Index ETF(シンガポール)
- Vanguard Australian Shares High Yield ETF(オーストラリア)
- Renaissance IPO ETF(米国)
- BetaShares S&P/ASX Australian Technology ETF(オーストラリア)
-
iShares PHLX Semiconductor ETF(米国)
- ARK Next Generation Internet ETF(米国)
- ARK Genomic Revolution ETF(米国)
- HAIL SPDR S&P Kensho Smart Mobility ETF EV(米国)
- NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(日本)
- 上場インデックスファンド新興国債券(日本)
- 上場インデックスファンドアジアリート(日本)
- 上場インデックスファンド豪州リート(日本)
の組み合わせです。括弧の中は上場国を意味します。
どういう組み合わせかと言うと、1番〜5番がメイン、6番〜11番が成長期待、12番〜15番が日本円の配当収入目的です。
VTIだけで良いという人もいますが、日本で生活していくには日本円の安定かつ定期的な収入が必要ですから、私はポートフォリオの中には配当収入目的の資産も組み合わせることが良いと考えています。生活のためですね。
成長期待のETFは組み入れなくても良いのですが、中長期で考えればインデックスを上回りたいですし、人よりもお金持ちになりたいです。
人よりも金持ちになりたいのであれば、大きな株価上昇が見込めるETFも組み合わせたほうが精神的にも安心します。
なお、青字のETFは日本の証券会社では現時点では投資できませんので、その場合は VTI Vanguard Total Stock Market ETFとTracker Fund of Hong Kongと日本円の配当目的ETFの組み合わせとなります。
中長期の運用では中国は組み込むべき
世の中には米国株だけに投資していれば良いのだという人もいますしそれは間違ってはいません。
ただ、テクノロジーということでいうと中国が米国と世界最強を争っているのも事実(日本は蚊帳の外)です。
このため中長期で運用するのであればポートフォリオの一部に中国は組み込むべきじゃないかなと考えています。
中国にはアリババ、JD、テンセントといった世界的IT企業が多数ありますが、VTIだけだと投資できませんから。
中国のIT企業に投資するといっても個別銘柄を買っているととても面倒くさいので、中国IT企業に一つで投資できる
iShares Hang Seng TECH ETF(香港)
が非常に有力な投資の選択肢となるわけです。
最強のETFポートフォリオの資産配分はなにか?
最後に今回挙げた15銘柄の資産配分比率を考えてみましょう。
今回は「資産2億円持っていて、日本在住、かつサラリーマンは引退し定期的な日本円の収入は投資以外にはない」前提です。
この場合日本円の生活資金が必要ですので、配当目的ETFも比重は高いです。
まず12番〜15番に1億円入れ月々約40万円ほどの日本円収入を確保します。
これがないと中長期の運用でホールドを続けられません。
そして、残りの1億円の半分をVTIに入れます。
これへ米国株が資産運用の中心であり続けるためです。
そして、1000万円を中国ITに投資し、1800万円を3番〜5番に投資します。
残金は2200万円となり、これを6番〜11番に投資し以下最強ETFポートフォリオの完成です。
- Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF(VTI)(米国)5000万円 25%
- iShares Hang Seng TECH ETF(香港)1000万円 5%
- The Tracker Fund of Hong Kong(香港)600万円 3%
- SPDR Straits Times Index ETF(シンガポール)600万円 3%
- Vanguard Australian Shares High Yield ETF(オーストラリア)600万円 3%
- Renaissance IPO ETF(米国)366万円 2%
- BetaShares S&P/ASX Australian Technology ETF(オーストラリア)366万円 2%
- iShares PHLX Semiconductor ETF(米国)366万円 2%
- ARK Next Generation Internet ETF(米国)366万円 2%
- ARK Genomic Revolution ETF(米国)366万円 2%
- HAIL SPDR S&P Kensho Smart Mobility ETF EV(米国)2%
- NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(日本)2500万円 13%
- 上場インデックスファンド新興国債券(日本)2500万円 13%
- 上場インデックスファンドアジアリート(日本)2500万円 13%
- 上場インデックスファンド豪州リート(日本)2500万円 13%
サラリーマンの安定した給与収入があるのであれば、12番〜15番の比重をこれ程大きくする必要はないかもしれません。
まとめ
中長期の資産運用のための最強ETFポートフォリオは何か?について考えてみました。
ETFのポートフォリオにしては銘柄数が多いんじゃないかと感じた人もいるかも知れませんが、そう感じたのであれば銘柄数はどんどん減らしても対してパフォーマンスは変わらないはずです。
もっともシンプルな形にすると
- Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF(VTI)
- iShares Hang Seng TECH ETF
- SPDR Straits Times Index ETF
の3つだけになります。
自分の投資の好みに応じて3〜15銘柄くらいの間でETFを組み合わせるのが良いのではないでしょうか。
今回紹介したのは私にとって最強と思えるETFポートフォリオですが、あなたもご自身の状況に合わせて中長期の運用のための最強ETFポートフォリオを作ってみてください。