日本株の中には非常に割安な株あります。
割安な株を買っておけば株価が適正価格に戻るだけで儲けられるのですから、リスクは比較的低いと考えています。
ただ、単に安いだけの低位株では中長期的な投資には向きません。
業績が堅実で成長の可能性がなければ、安い株の株価はずっと安いままですからね。
今回は10万円から買える業績が堅実な安い株をまとめて紹介します。
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- 対象:安い株を探している投資家。
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- 得られること:安い株の中で業績が堅実な銘柄が分かります。
あなたが選ぶべき安い株を選ぶ基準
安い株を探そうと思ったときの選ぶ基準は、
- PBR0.5〜1倍以下
- 銀行・証券株は除く
- 時価総額100億円以上
- 事業の中長期的な成長可能性があること
- できれば配当利回り3%前後はあること
PBR 0.5〜1倍以下
株の中にはPBR 0.1倍などという銘柄もあるのですが、流石にPBRが低すぎて危険すぎます。
時価総額が資産の1/10とかで売買されている場合、何か裏があると見たほうが良いでしょう。
もしかしたら裏事情はないのかもしれませんが、そこまで売り込まれる株をあえてあなたが買う必要はありません。
PBR 0.5〜1倍程度で選びましょう。
PBRは1倍を切っていたほうが魅力的ですが、できるだけ1倍に近い株のほうが安全な印象です。
銀行・証券株は除く
PBRが低い株には地銀株が多いです。
はっきりいって地銀に未来はないので、未来がない地銀株はそもそも投資対象から外しましょう。
地銀株を買わなくても良いポートフォリオを作ることはできますので、あえて地銀株を買わないといけない理由もありません。
また、証券株は相場の状況に大きく左右され、業績の振れ幅が大きいため業績が堅実とはとても言えません。
今回は業績が堅実な安い株を選ぶという趣旨ですので、証券株も外しましょう。
時価総額1,000億円以上
業績が堅実な安い株を選ぶ場合、ある程度の規模は必要です。
一般的な傾向として会社の規模が小さいと業績が安定しない傾向にありますから。
できれば時価総額1,000億円以上で評価されている株を選びましょう。
事業の中長期的な成長可能性があること
そして、最後に忘れてはいけないのは、その会社の事業に中長期的な成長可能性があることです。
株式投資で儲けるためには、業績が上がり、一株利益が増え、株価が中長期的に上る必要があります。
株価は短期的には美人投票といいますが、中長期的には業績を反映します。
安い株を選ぶといっても業績を無視して銘柄選定をするのはおすすめしません。
できれば配当利回り3%前後はあること
PBR1倍割れまで売られた株を買う場合、短期的に株価が急騰して売り抜けられるというよりは、中長期的に保有してじわじわ株価が上がるのを待つことのほうが多いです。
どこかで市場の評価が大きく変わらない限り株価は上がりませんが、どこのタイミングで市場の評価の変化が起こるかは誰にもわかりませんからね。
予期せずに中期的に保有することになった場合、なにかメリットがないと安い株を保有するメリットがありません。
そこで、もしその株の配当利回りが3%前後あれば、株価が短期的に上がらなくても銀行預金よりははるかに高い利回りの配当金を得られるので、保有し続けるメリットがあります。
業績が堅実な安い株まとめ
業績が堅実な安い株の選び方をふまえて、おすすめの株を紹介します。
当ブログでおすすめな安い株は、以下の銘柄です。
どれもPBR 1倍割れ、時価総額1,000億円以上、10万円あれば買えます。
- 東急不動産ホールディングス:最低購入額50,200円、PBR 0.63倍、配当利回り3.19%、時価総額3,613億円
- 戸田建設:最低購入額60,600円、PBR 0.65倍、配当利回り 3.63%、時価総額1,955億円
- 丸紅:最低購入額49,540円、PBR 0.43倍、配当利回り 7.06%、時価総額 8,609億円
- 国際石油開発帝石:最低購入額63,500円、PBR 0.30倍、配当利回り5.67%、時価総額9285億円
- ダイビル:最低購入額86,900円、PBR 0.64倍、配当利回り2.42%、時価総額1,015億円
もし投資額が10万円を多少超えてもいいのであれば、
- ヒューリック:最低購入額102,100円、PBR 1.49倍、配当利回り3.38%、時価総額6,880億円
- 関西電力:最低購入額:117,050円、PBR 0.65倍、配当利回り 4.27%、時価総額1兆987億円
- 三井物産:最低購入額147,000円、PBR 0.59倍、配当利回り 5.44%、時価総額 2兆561億円
- 三菱商事最:最低購入額218,500円、PBR 0.62倍、配当利回り 6.04%、時価総額 3兆4743億円
も検討に入れても良いですね。
丸紅、三菱商事、三井物産といった総合商社は、世界中のいろいろな権益に投資していて、世界経済が今後成長をすればその恩恵に預かれます。
なお、総合商社はそれぞれ強い分野が明確になってきていて
- 丸紅は穀物
- 三菱商事は金属資源
- 三井物産は金属資源・エネルギー
といったように総合商社ごとに重点分野が違うため、総合商社に投資するときはリスクヘッジのため複数の銘柄に分散して投資するのがおすすめです。
まとめ
業績が堅実な安い日本株を紹介してきました。
私の過去20年の投資経験から、単に割安なだけで投資すると儲けられる確率は低いと感じています。
このため、安い株を探す際にも、中長期的に堅実な業績をあげられるかについても考えてみて下さい。
今回紹介した銘柄の多くは、PBR 1倍われの割安な株ですが、業績が堅実でかつ高配当銘柄ですので、一時的に株価が暴落することはあるかもしれませんが、中有長期的に保有すれば株価は戻っていくことが期待されます。
日本株には割安な銘柄多く、投資先の選択に迷うことも多いかと思いますが、業績も考慮してぜひあなただけの安い株を探してみて下さい。